頭皮注射による薄毛治療

頭皮に直接薬液を注射し、薄毛の治療を行う方法が開発されています。その中には、副作用が強く、却って毛髪に悪影響を与えるものもあり、注意が必要になります。

血小板注射療法

自身の血液から採取した血小板を濃縮したものを注射する毛髪再生療法です。血小板がもつ成長因子の中に毛髪の成長を促す成分認められており、頭皮に注入することで発毛や育毛を促進します。自分の血液を使用するので、安全性は高いと考えられています。

メソセラピー注射

薄毛部分に直接、血管拡張を促すミノキシジル、毛髪に対する栄養素であるアミノ酸、ビタミンを頭皮に注入する治療法です。メソセラピー注射は外用薬や飲み薬よりも成分が浸透し易いと考えられています。

メソセラピーの欠点

これまでメソセラピー注射の治療薬のほとんどが、血流をよくする製剤、育毛剤成分、または栄養剤を直接注入する方法が主流でした。どれも育毛ばかりに着目したものであり、発毛には十分な効果がありませんでした。生えている髪の毛を補助する機能はありますが、髪の毛を増やす増毛効果は、ほとんど期待できません。メソセラピー注射には増毛や、AGA改善には繋がり難いことがあるため注意が必要になります。